なんとか就職先も決まり、4月からその会社に新入社員として出勤することになりました。
会社からは、仕事を始める前に新入社員研修があると説明を受けたけど、どんな内容か気になりますよね。
新入社員研修の内容は各会社によって様々ですが、ほとんどの会社が行っている研修です。
その新入社員研修について、一般的な研修期間、時期などについてまとめましたので、ご紹介します。
新入社員研修の期間は平均どのくらい?
新入社員研修の目的は、学生から社会人になる意識を高め、責任を持って職務、業務を行う上で必要な知識やマナーなどの基本的スキルを身に付けてもらうことです。
研修期間は、1週間の短期間や1カ月以上の長期間のものなど、会社の規模や業種によって、違いがあります。
2017年に「fabcrossforエンジニア」のアンケートに300人が答えたところ、研修期間の平均は2.9カ月となりました。
また、一般職種と技術系職種では技術系職種の方が長い研修期間になるようです。
一般職種よりも技術系職種の方が、より専門的な知識や技術が要求されることが原因だと思います。
また約15%の会社は、研修を行っていないとの結果でした。
短期間の新人研修では、社会人としての心構えや企業理念、就業規則、会社の業務内容を周知します。
その上で社会人として必要なコミュニケーション力、社会人としてのマナーなどの内容が多いです。
長期にわたる研修では、短期間に学ぶ内容に加えて、実務的な内容があります。
実際に、演習で一つのテーマを各グループ(5~6人程度)で取り組む「グループワーク」を行い、順番に意見を発表したり、ディスカッションしたり、合宿形式で研修を行う会社もあります。
新入社員研修を行う時期と期間
会社によっては内定者に対して入社前に、内定者研修への参加を義務付けられている場合があります。
しかし、内定の時期はまだ正式の社員としての雇用契約は結ばれていないのです。
「内定者は入社予定日を就労開始日とする解約権留保付きの労働契約」ので、労働契約上の義務がない入社前の研修への参加を強制できないという問題があります。
内定者は入社日を就労開始日として、初めて労働契約上の義務が発生するので、就労開始日までは新入社員ではありません。
会社員でもない内定者には、労働契約上の義務なくしては研修と言えども強制はできないということです。
入社後初めて、新入社員研修(業務の一環)に出席する義務が生じます。
新人研修は、本来入社後に行わなければならない性質のものです。
新入社員の研修は一般的にいつから始まる?
新入社員が入社して、すぐに実務をするという会社はほとんどないと思います。
業務内容もわからないうちに実務をやらせるには、会社としてあまりにもリスクが大きすぎます。
そこで、業務内容などについて研修を行うわけですが、多くの会社では一般的に入社日か、二日目から行うことが多いようです。
まとめ
一人きりの研修では無理ですが、複数のメンバーが集まって新人研修をした時は、その同期との付き合いが後の業務を進める上で役に立つことは非常に多いと思います。
新入社員研修は社会人としての第一歩です。頑張りましょう。