有名私立や国立の小学校を受験する時は、ペーパーテストが重要と考え、その対策のため塾などで勉強をさせることが多いと思います。
そして、ペーパーテストで良い成績を取ったので、大丈夫と安心していませんか?
ところが有名小学校などを受験する子供の成績は、それほど差がつきません。
そこで、近年重要視されているのが「行動観察」です。
入学後の集団生活に向いているか、協調性があるかを試験官が観察し採点します。
今回は愛知県をピックアップして、行動観察の対応について考えましょう。
小学校受験は愛知県で行われる行動観察の動向
全国的な傾向が愛知県でも現れ、ほとんどの小学校受験では、第一次考査の中に行動観察が含まれています。
ペーパーテストではわからない子供の躾、生活習慣、協調性などを観察します。
親の前と親のいない場所で、態度の違う子供もいるでしょう。
普段は一人で遊んでいる子供が集団ではどういう態度をとるか、など親の気づかないことも行動観察の中で現れることが多いと言われます。
考査の中ではペーパーテストの成績よりも、行動観察を重要視する学校も増えていています。
今までのペーパーテストの成績だけでは合格できないと親も自覚し、行動観察の対策をする必要があります。
愛知県で行動観察を行っている小学校を、一部ですが紹介します。
名進研小学校・南山大学付属小学校・椙山女学園大学付属小学校・愛知教育大学付属名古屋小学校などです。
小学校受験で行われる行動観察の対策ポイント
行動観察の基本は、どんな子供なのか知りたいということと協調性はどうかということです。
行動観察で行う例としては、数人の集団で行うことが多いようです。
相談しながら、自由に積み木をする。
紙コップを積み重ねる。自由制作。遊ぶ方法を考える。パズルを完成させる。などの種類は実際に学校の行動観察で行われているものです。
実際には複合的な要素によって合否を判定します。
例として単純に積み木遊びで、○×で判断すると
・黙って動かない子供に声をかけて一緒に遊ぶ・・・○
・リーダーに協力して遊ぶ・・・○
・後片付けをきちっとする・・・○
・手伝って貰ったら、ありがとうと言える・・・○
・黙って見ているだけ・・・×
・積んだ積み木を崩す・・・×
・大声を出したり、暴れたり、けんかする・・・×
・うまく出来ない子を馬鹿にする・・・×
これらはごく常識的なもので、突然できるものではありません。
普段の習慣や躾が問われるものです。良いこと悪いことを判断できるように、普段から子供に理解してもらいましょう。
それが行動観察の一番の対策です。
小学校の受験対策に使える教材一覧
エジソンクラブ「国立小学校受験教材」
・DVD3巻セット:43,200円
(口頭試問の真実、失敗しない行動観察、学力アップの裏ワザと運動課題の対策)
日本学習図書
愛知県版国立・私立小学校・過去問題集:2,484円
・小学入試練習帳ジュニアウォッチャー各種:1,620円
カーサ・フェミニナ
・愛知県・各小学校別 合格セット:21,384円
・行動観察本:5,940円
などが人気があります。
まとめ
行動観察の対策は、子供自身が常識や規範意識を持ち、それを実践できるかどうかです。
また物事に対する積極性や協調性も必要で、自分勝手な考えでは合格できません。
普段から親子でコミュニケーションをとり、バランスの良い教材(塾など)を選びましょう。