お葬式やお通夜の時に、参列する人が必ず持っているのが数珠です。
最近では、いろいろな色の数珠がありますよね?
赤とかピンクとかありますが、これってお葬式やお通夜の時でもこの色でいいんだろうかって思いますよね?
そういう色の数珠が実際に売っているってことは、いいのでしょうが、持っている色で、マナー違反になるようなことはないんでしょうか?
ピンクは女性らしくて可愛いけど、なにか意味がある色なのかな?と思う事もありませんか?
そこで今回は、ピンクの数珠に焦点を当てて意味やマナーなど、そしてそもそも数珠って必要なのかという事も少しご説明していきたいと思います。
お通夜で数珠はピンクでもいい?
ピンクの数珠って、見た目も綺麗で凄く可愛いですよね?
実際、ピンクの数珠はとても人気があるようです。
しかし、お葬式にピンクって良いのかな?って思ってしまいますよね?
基本的には、女性が持つ数珠に決まりはありません。
何色でも、自分が好きな色を選んで大丈夫なんです。
数珠に付いている房の色も、好みで大丈夫です。
水晶とか、紅珊瑚などもっとも女性には好まれます。
水晶は、もっとも数珠に使われる石で、浄化作用の高いパワーストーンとしても有名です。
ピンク色の数珠の多くは天然石であればローズクオーツといったピンク水晶が使われることが多いです!
数珠のピンク色の意味は?
数珠には、「本式数珠」と「略式数珠」というのがあります。
「本式数珠」
・宗派ごとに決まった二重の数珠。
各家庭で決まった宗派がある場合は、それに添った数珠を選びます。
宗派がない、何がいいか分からないといった場合は、仏具屋さんに聞いてみましょう。
「略式数珠」
・一重の数珠。
略式数珠の場合は特にルールがないので、宗派がよく分からないなどの場合は、好きな数珠を選んで大丈夫です。
ただ略式数珠の場合は、男性用と女性用があります。
男性用は、珠が大きく色も黒とか茶色など、落ち着いた色が多いです。
こちらは、黒だとオニキスなどの天然石が使われており、邪気を祓うなどのパワーがあるとされています。
女性用は珠が小さめで、色は赤とかピンクなど女性らしい色なんですね。
ピンク色の意味というよりも、その数珠の玉に使われる石がピンク水晶に意味があります。
ローズクォーツと呼ばれる天然石には、愛情運を高めるパワーがあるといわれています。
略式数珠は一般的に、男性用を女性が持つとか、女性用を男性が持つのはいけないとされています。
数珠の色のマナーや意味は?
基本的には好みの色で大丈夫なのですが、地域や慣習によっては違いがあるようです。
東海や北陸地方などは、葬儀の時は房は白で球は色がつかない(透明?)とか、法事の時は、色のついた珠と色のついた房。
赤は慶事の時とされています。
しかし京都では、お葬式でも赤い数珠を使っている地域もあるようです。
一度ご自身の地域がそういった色の決まりなどがあるか、ご親族やその地域のお寺さんなどに聞いてみた方がいいですね。
数珠が必要な意味は?
一般的に、お葬式には数珠というイメージですが、そもそも数珠って必要なんでしょうか?そして、その意味は?
数珠の意味は、諸説ありますが大きくは「仏の世界と自分を繋ぐ」という意味があります。
ですので、葬儀や法事の時は数珠が必要なのです。
また、数珠はお守りでもあります。
自分の身を守るお守りと言われていますので、自分用の数珠は必ず持っておく方がいいですね。
自分の身を守るための数珠ですから、自分が持ってないからと、人に借りたり貸したりするのはマナー違反といわれています。
まとめ
数珠の意味やマナーについて、ご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
数珠は個人で持つ仏具ですので、お子様にも早くから持たせておくようにするといいと思います。
一人の人間として尊重してあげることが、自立心を芽生えさせることにも繋がるのではないでしょうか。