旬の時期には、刺身や天ぷら煮物はもちろん、炊き込みご飯など、いろいろな料理に使えるのがたけのこです。
たけのこは、1年を通して売られていますが、旬を迎える2月頃から多く店頭に出回り始めます。
そして5月頃までがたけのこの旬であるトップシーズンといえます。
私も大好きな食材の一つなんですが、最初のあく抜きの段階で失敗してしまう事がよくあるんです((+_+))
あく抜きを失敗すると、えぐみが残って美味しくないですよね?
でも、失敗しても重曹を使えばえぐみが取れると聞いたことはあるけど実際どうするのか。
今回は、たけのこを美味しくいただくために、失敗しないあく抜きの方法や、重曹の使い方、えぐみが残らないようにするポイントなどをご紹介していきます!
たけのこのあく抜きに失敗しないために
あく抜きに失敗しないためには、まず最初の茹でる段階で決まります。
たけのこを丸のまま茹でるよりは、皮を剝いて半分に切って茹でると中までよく火が通るのであくが抜けやすくなります。
半分に切らない場合は、たけのこの穂先の尖ってるところがありますよね?
そこに、少し包丁を入れて切り込みを入れてください。
これでも、火の通りも良いですしお料理した時に味も染みこみやすくなります。
そして根元の硬くなってる平の部分ですね。
そこの硬いところは取って、なるべく浅く削るようにして硬い部分を切り取っていきましょう。
茹でる前の下処理にこうした手間を少し掛けるだけでも、ずいぶん味が違ってくると思います。
そして、茹で終わったらすぐにザルにあけないで、しばらく鍋に入れたまま火を止めて、そのまま1日置いてください。
それで、自然に冷めるまでそのままの状態にしておきます。
なぜかと言いますと、実はお湯が冷めていく間にもたけのこからはあくがどんどん抜けていってるんです。
それなのに、茹で上がってすぐザルにあけてしまうと、せっかく抜けていこうとしてたあくが、行き場を失いたけのこに留まった状態になってしまうのです。
あく抜きに失敗した時も、水にさらして置いておくことで、あくが抜けていくので、失敗したら水にさらして1日置いてみてください。
何もしなくても、それだけでたけのこ特有のえぐみが綺麗に取れます。
たけのこは、もともとあくの強い食材なので、あく抜きは十分に時間を掛けて行ってくださいね。
買ってきたその日に食べる場合は、朝からあく抜きをして、そのまま夕方まで置いておくといいでしょう。
食べる時間を考えて、その時間の12時間前からあく抜きすると決めておくといいですね。
たけのこのあく抜きの方法で重曹の使い方
たけのこのあく抜きには、重曹も使えるのをご存知ですか?
重曹ってなんでも使えるんですよね。
お料理は元より、お掃除、お洗濯と万能ですよね?
たけのこのあく抜きに、この重曹を使うと意外と簡単にあくが取れます。
重曹の使い方は、1リットルのお水を鍋に入れて、重曹を小さじ2杯入れて沸騰させます。
お湯が減ったら、また少し水を足して弱火で30分茹でます。
竹串などでたけのこを刺してみて、すんなり通るようだと茹で上がりのサインです。
たけのこのあく抜きでえぐみが残らないようにするポイント
たけのこのあく抜きでえぐみが残らないようにする場合、充分にグツグツと茹でることが大事です。
そして、先の章にも書きましたが、茹で上がってもしばらくそのまま置いておくことです。
他には、失敗した時にも使える方法ですが、大根のおろし汁を使う方法です。
おろし汁300mlと同じ量の水、そして塩を小さじ1杯混ぜて漬けておきます。
これもあく抜きに失敗した時もできますが、あく抜きする前にもできるんです。
茹でる前におろし汁に漬けておいて、軽く30分位でいいので漬けて、それから茹で始めます。
簡単なのは、電子レンジを使う方法です。
電子レンジでボォ~ってやっても大丈夫なボウルとか耐熱容器を使ってたけのこをレンジでチンするんです。
たけのこが浸る位の水に、小麦粉とお米大さじ2杯分を混ぜて、そこにたけのこを入れて、電子レンジの600Wで10分ボゥ~っと回してください。あ、回らなくても大丈夫です(笑)
そして、チン♪と鳴ったらあく抜き完了です!
こんなふうに美味しくいただくためには、「少しばかりの手間を掛ける」という心掛けだけで、いつもの味が何倍にも美味しくなります。
プロの料理人も、お客様に少しでも美味しく召し上がって頂きたい!その一念だけで、手間と時間を惜しまず作っていらっしゃいます。
よく「腕によりを掛けて」と言いますが、ホントにそういう心掛け1つで味が変わるんですよね。
あくが強いなら、余計に手間は必要です。
ただあまり神経質にならないでくださいね。
あまり神経質になると、程よくあく抜きできていても「いや、まだちょっとえぐみがある」ってなってしまうので、注意してください。
まとめ
旬のたけのこを美味しく食べるには、手間を惜しんではだめということですね。
しかし、たけのこのえぐみが旨味だったりしますので、そう考えて程々に、でも時間を掛けてくださいね。
そうすればきっと「お母さん、今日のたけのこは美味しいね!」って言って貰えること請け合いです!