3月3日の雛祭りになると、女の子(女の人?)がいるお家では、雛人形を飾ることが多いですよね。
女の子が小さい時は、お爺ちゃんやお婆ちゃんが孫のために、七段飾りの豪華な雛人形を買うこともあるでしょう。
そして雛祭りに飾って皆でお祝いするのは楽しいです。
その後も飾っておきたいけど、雛祭りが終ったらすぐ片づけないとお嫁に行き遅れると言われます。
雛祭りが過ぎたら、雛人形を和紙で包んで押し入れ収納する場合の収納する方法や注意点をご紹介します。
雛人形7段飾りの収納方法と準備するもの
雛人形を収納前に、次の道具を準備すると便利です。
・布製手袋
人形の顔や手足が出ている部分に、直接触って手の脂や汚れが付かないように、柔らかい布製の手袋を使いましょう。
・羽はたき
雛人形に付いているホコリを、人形が傷つかないように優しく払います。
化学素材のはたきではなく、羽はたきで髪や顔を傷つけないようにしましょう。
・防虫剤
一般で使う防虫剤では臭いが付く場合があるので、臭いが付かない人形用防虫剤を使います。
・収納箱
段ボールなどや、元々雛人形が入っていた箱を使います。
・和紙や柔らかい布
人形を包んだり、隙間を埋めたりする紙類など。
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雛人形の収納は和紙で包む手順は?
和紙は日本独自の紙で、洋紙と比較すると各段に繊維が長いため、薄くても強靭で長持ちします。
湿気にも強く雛人形のように造作が細かく、型崩れをふせぐには柔らかい和紙がおすすめです。
新聞紙やティッシュを使っている方もいますが、ぼろぼろになって、シミやクズが人形に付くこともあるので、使用する場合は注意が必要です。
収納する日は雛祭りが終わってからですが、雨の日は湿気があるので、天気の良い日を選んで収納しましょう。
①雛人形のホコリを優しく取り除きます。
②人形の小物をはずします。小物、道具、調度品などを綺麗に拭きます。
③小物、道具、調度品を和紙で包んでしまいます。
④人形の顔に手を直接触れないまま、優しく和紙で顔と身体全体を包みます。
⑤人形が箱の中で動いて傷つかないように、人形と箱のすき間を紙で動かないよう入れます。
(ぎゅうぎゅう詰めにならないよう、注意して入れます。)
⑥空いたスペースには、収納した人形の小物などを一緒にいれると、あとでわかりやすいと思います。
⑦和紙で全体を覆うようにし、人形自体に防虫剤が直接触れないように、人形用防虫剤を適量入れます。
⑧これらの手順で、人形の種類別に収納すると、飾るときにわかりやすいでしょう。
雛人形の収納を押し入れでする時の注意点
雛人形収納で致命的なのは、人形の型崩れと湿気によるカビ、虫喰いによるダメージです。
押入れに雛人形を収納する時は、次の項目を確認しましょう。
・収納箱が、ぎゅうぎゅうに圧迫されていないか。
・収納場所に湿気が溜りやすくないか。
・直射日光が当たらないか。
・風通しの良いところを選んでいるか。
・雛人形を収納した箱の上に重たいものを載せない。押入れの上段に入れましょう。