冬の寒い季節には、部屋を暖めるのに暖房機器が必要となります。
ちょっと部屋で夜更かしや受験勉強をする時には、ポータブルストーブが重宝ですね。
暖房機器のひとつ、ストーブを購入しようと思っても、電気ストーブ、ガスストーブ、石油ストーブ(石油ファンヒーター)のうち、どれが一番強いのか迷ってしまいます。
快適な環境にはどのストーブが良いのか比較してみました。
電気ストーブは暖かいけれど電気代は?
電気ストーブは、ガスや石油などの燃料に代わり、電気を熱エネルギーに変換して放散させて利用するストーブです。
主として赤外線を放射する輻射式、温風を吹き出す温風式、空気を暖めて対流させる対流式があり、基本的に部屋全体ではなく部分的に暖めるのに向いています。
ガスや石油ストーブと比べると、ちょっと寒いイメージですね。
比較的小さい部屋や、足元を暖めるにはちょうど良いでしょう。
電気ストーブの暖房の強さには、500W、1000W、1200Wなど数種類あり、強さによって電気代も変わってきます。
各地域の電力会社の電気料金で違いがあります。
仮に1kwh=20円で計算すると
1000W:1時間20円・5時間100円・10時間200円
1200W:1時間24円・5時間120円・10時間240円
になります。
ストーブなら電気・ガス・石油のメリットとデメリット
●電気ストーブの利点と欠点
(デメリット)電気代が高い・部分的な暖房になる・停電時は使用不可・コンセントが無いと使えない
●ガスストーブの利点と欠点
(デメリット)設置費がかかる・どこの部屋でも使えない・定期的に換気が必要・停電時は使用不可
●石油ストーブの利点と欠点
(デメリット)灯油の補給や購入が必要・定期的に換気が必要・灯油の臭いがする
一番暖かいストーブは電気?ガス?石油?
どのようなストーブを選ぶかは、使う目的によってどれが良いかが変わります。
単純に暖かさだけを考えると、ガスストーブ、石油ストーブ、電気ストーブの順番になります。
電気は部屋全体ではなく部分的な暖房になりますので、ひざ下が暖かくても背中が寒いこともあるでしょう。
電気と比べて、ガスや石油になると部屋全体が暖まります。
燃料費は安いほうから、石油、ガス、電気の順番になります。
暖かさと燃料費を合わせたコストでは、石油、ガス、電気の順で灯油とガスの差は微量ですが、電気だけは2倍くらいの金額差があります。
子供部屋などの比較的小さな部屋を暖めるには、石油かガスかという選択になると思います。
ただし、ガスはガスが供給されている地域しか使えず、ガス管などの設置工事が必要になり、好きな場所へ置くことはできません。
総合的にみると燃料の定期的な補給が苦にならなければ、一番のおすすめは石油ストーブです。
石油ストーブなら、停電の時でも使え、上にやかんが置けるのも加湿器がついているようなものと考えられますよね!
まとめ
快適な暖房環境をつくるには、部屋の一部を暖めないで全体の暖房を考えた方が良いでしょう。
ひざ下だけを暖めて、他が寒くて風邪でも引いたら大変です。
石油ストーブにやかんをのせながら部屋を加湿して、受験勉強や夜更かしに備えましょう。