新しい年を迎えるお正月は、気持ちも新たにいいスタートを切りたいものです。
お正月と聞いて連想されるものの一つにお飾りがありますね。
お飾りと呼ばれるものは大きく分けて3つあります。
それぞれの付ける位置と付け方、なぜ外に飾るようになったのか、正月の風習について紹介します。
正月飾りは玄関のどの位置に付けるのが正しい?
まず、お飾りの種類は以下の通りです。
1つ目は、正月飾りの中でも特に有名で、比較的安く手に入る鏡餅です。
鏡餅は、歳神様へのお供え物という意味があります。玄関に飾る場合は、その年の恵方に飾ってください。
2つ目は、門松です。
お正月に玄関や門に1対で立てるものです。
歳神様に迷わず家に来てもらうための目印という意味があります。
一般的には玄関の入り口の両側に飾ります。
向かって右側が雌、左側が雄、葉牡丹の色では雌が赤、雄が白、しめ縄の結び方も雄結び、雌むすびと変え飾ります。
3つ目は、しめ飾りなどの正月飾り(お飾り)です。
飾る場所が神聖な空間であることを示し、厄払いの意味があります。
玄関の出来るだけ外側の高い位置に飾るのが理想です。
ドアに付けられないような事情がある場合は、外から見えやすい位置に飾りましょう。
とにかく、外からはっきり見えるようにすることが大切です。
正月飾りの玄関への付け方を解説
3つのお飾りの中でも、置くだけでなく取り付ける必要のあるしめ飾りの付け方を紹介します。
しめ飾りにもいくつか種類があります。
・ごぼう注連:
しめ縄と呼ばれるもので、基本的には神棚に飾るものです。
飾る場合は向かって右側が太い方になるように付けましょう。
・玉飾り:
裏白・紙垂等の縁起物の飾りが多くついているものです。
しめ飾りとして売られているものはこれであることが多いです。
基本的に玄関に付けますが、向きの決まりはありません。
どのしめ飾りも玄関に飾る場合は、外に面した扉の上に、その下をくぐることの出来るように付けるのが理想的です。
ドアにかける場所がない場合は、吸盤フックを取り付け、そこにかけるという方法でよいです。
玄関飾りの付け方はこちらが参考になります
>>リースやお飾りを玄関外につける方法
吸盤フックも付かない場合は両面テープのフックを利用しましょう。
玄関のお飾りを外に付ける正月の習慣について
お正月は、歳神様をお迎えするための行事と言われています。
すべてのものに神が宿っていると信じてきた日本人は、歳の始まりから丁寧に歳神様を迎え、歓迎してきました。
正月飾りは歳神様への歓迎の印です。
歓迎していることが神様に伝わりやすいように、お飾りは外に飾る習慣となったのです。
最も重要なお正月の準備の開始ですが、関東が12月8日、関西は12月3日とされています。
正月飾りをお正月前に飾るのは一夜飾りと言われ、縁起が悪いです。
また、29日も9が苦と読めて縁起が悪いため、正月飾りはお正月前の28日までに飾りましょう。
まとめ
正月飾りの意味や習慣について知ることで、なぜ飾るのかの理由や、飾るべき場所を理解しやすく、お正月を迎えるのがより楽しくなりますよね。
正月飾りで歳神様を歓迎し、気持ちよく新年を迎えましょう。