風水(ふうすい)とは、古代中国から発祥した周辺の山川、水流や方位や環境から都市、建物、お墓などの位置を決定する、「気」を利用した考え方と言われています。
日本にも古くから伝来し、藤原京や平安京など風水を使った都市造りが行われてきたようです。
また、昨今の風水ブームなどで、住宅の間取りを風水から決める方も増えてきました。
では、風水を使って理想的な間取りを考えてみましょう。
風水で見る間取りの理想とは
新築の家の間取りは、これから数十年住むことになるので、十分な検討が必要です。
風水の本も数多く売られていますので、どれを信じていいやら悩みますよね。
そんな時は、それぞれの風水で共通した意見を採用すると良いでしょう。
他人の家を見て、直感的に何かこの家は変だな?
住みにくそうと思う家は、やはり「家の気」が不安定で乱れていることが多く、人を不安定な気持ちにしてしまうことが多いようです。
神社やお寺に参拝した時に、安心感があり落ち着いた気持ちになるのは、風水による吉方の位置に本殿や門、鳥居が建っているからだという方もいます。
風水による間取りの理想は、玄関・寝室・台所・リビングを吉方、凶方に正しく配置することです。
これらを適切に配置するのは、中々難しいのですが、理想に近づけることで落ち着きのある間取りになると思われます。
風水間取りの方位の見方
風水では方位の見方が重要で、基本的には玄関・寝室・リビングを吉方へ配置します。
寝室やリビングは長時間を過ごすので、落ち着きがありリラックスできる場所が相応しいですね。
吉方は東・東南・南・西・北西、凶方は北東が鬼門、南西を裏鬼門としています。
寝室は吉方が良いですが、最大の吉方は気がみなぎり過ぎるので避けます。
リビングは、人が集まる憩いの場所なので吉方を選びます。
台所・トイレ・風呂の水回りは長時間過ごす場所ではないので、凶方でもよいとされています。
台所は、家に入ってきた悪い気を燃やす意味もあり、あえて凶方へ配置する考えもあります。
新築の間取りを風水で決めるなら玄関が重要!
玄関の位置は重要で、家に入ってきた吉を逃さないように吉方に配置することが良いとされます。
そのため、鬼門や裏鬼門に配置しないほうが良いでしょう。
家相でも、東南の玄関は栄えると言われますが、日当たりが良く明るい感じがしますね。
ただし北側の宅地の場合、宅地と道路との位置関係もあるので、必ずしも配置できるとは限りません。
その時は玄関に代わり、寝室やリビングなどを日当たりの良い吉方に配置しましょう。
まとめ
住宅の間取りは、風水により決めるのも一つの考えですが、家族構成や自宅以外の隣接住宅の配置、道路との位置関係など色々な要素が関係します。
風水を参考にするのは良いですが、実際の使いやすさや利便性をしっかり考えて間取りを決めましょう。