梅雨の季節が近付いてきましたが、そうなると増えてくるのが結婚式へのお呼ばれです。
おめでたいセレモニーですから出来る限りのオシャレをして臨みたいのが女子の心意気というもの…(下心が無いとは言っていない)
ただ、この時期の結婚式にオシャレとは言ってもドレスなどの洋服ではなく着物で出席をする場合、「暑いのか寒いのか?」また、「その対策はどうしたら良いものか?」と、気になっている女子も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、6月の結婚式に着物で出席する場合の暑さ対策や寒さ対策について、ご紹介していきますね!
6月の結婚式は着物だと暑い?
さて、まずは第一の問題として、6月の結婚式に着物で出席する場合は暑いのか?という点です。
単刀直入に言ってしまいますと、これは人によって違います。
例えば、普段から着物慣れしていない方の場合ですと、おそらくですが【 (どの季節でも)着物は暑い 】と感じてしまうと思います。
これは、洋服と着物の身に付け方の違いとも言えます。
洋服は基本的には“被る(かぶる)”方式になりますが、着物は“纏う(まとう)”方式の着こなし方になります。
必然的に生地の合わせ面も増えますし、通気性も洋服と比べると悪いと感じてしまいがちになるのです(普段だと肌が露出している部分が隠れてしまうためですね)。
ピンとこない方は、成人式を思い出してみると分かりやすいかと思いますよ。
あの冬空の寒い成人式の時、足元は恐ろしく冷えているにも関わらず、着物の中は暑くて変に汗をかいたりしていませんでしたか?
それでもピンとこない方は、夏の浴衣を思い出してみて下さい。
涼しい生地で作られている浴衣を着て夏のお祭りや花火大会に出掛けた時に、着物の中が暑くて“つゆだく”になってしまった経験などありませんか?
これは単純に着物という服に身体が慣れていないだけです。
現に、私の祖母(日本舞踊の師範でした)なんかは、いつでも普通に着こなしていました。
汗っかきな私でも、祖母に習っていた頃は平然としていたものです(今は…つゆだくです(^_^;))。
着物だと暑いか寒いか?
では次に、現実問題として着物だと暑いのか寒いのか?という点についてです。
これは外的な要因によって変わってくると私は思っています。
何かと言いますと、【 結婚式の会場による違い 】です。
気温や湿度による違いとも言えるかと思います。
例えば、ホテルやいわゆる結婚式場などオール室内での結婚式の場合は、空調が効いているのでわりと身体は楽に感じると思います(空調が効きすぎている場合は別です)。
また、神前式などほぼ外部での結婚式の場合は、その時の気温や湿度をもろに受けてしまうので、それなりの覚悟が必要になってくるかと思います。
次は実際の対策についてご紹介をしていきますが、今回は“6月の結婚式に着物で出席をする場合”がテーマですので、暑さ対策をメインにお話をしていきますね。
着物で暑い場合の対策は?
着物を身に付けた場合の暑さ対策ですが、これは偏に“汗対策”とも言えますので、汗っかき代表(嬉しくないが事実…)の私の経験を基にご紹介をしていきたいと思います。
まず、これから着物を仕立てる方などは生地に着目するのも良いのではないでしょうか?
洋服に季節に合わせた生地があるように、着物にも夏用の生地と冬用の生地があります。
結婚式などに着ていくためのフォーマルな夏用の着物の生地を、【 絽(ろ) 】と言います。
通気性がとても高い生地で、とても簡単にいうとガーゼ状の縫い方の生地だと思って頂ければいいです。
(ちなみにアンフォーマルな夏用の生地は【 紗(さ)(しゃ) 】と言います)
最初から仕立てるのであれば、この様に生地から考えるのも暑さ対策としては1つの手ですね。
次は、「既に着物はあるので生地から考えるのはちょっと…」
という方のための暑さ対策です。
着物での暑さ対策とは、【 汗対策 】というのを踏まえますと、根本的な問題として“所作法”というものが出てきます。
簡単に言いますと【 洋服の時と同じようには動かない 】という事です。
洋服に慣れていると着物を着た時に動きづらいと感じたことがある方は多いと思います。
これは着物と洋服ですと、身体の可動領域に違いが出てくるからなのですね。
洋服では大きな動作が可能になりますが、着物の場合は小刻みな動作が基本となります。
つまり、洋服の時の様に大きく動こうとすると、身体に余計な力が加わって汗をかきやすくなってしまうのです。
ですから、【 着物の時はそれに準じた動きをするように徹する! 】というのが、一番簡単にできる暑さ対策の1つだと言えます。
それでも汗が心配な方には、その箇所に応じた対策をすれば大丈夫です。
私の場合は脇汗が特に酷いので、上手に脇パットを活用したりしていましたが、それにも限界を感じたので今では【 オドレミン 】を使っています。
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オドレミンは薬局で販売している薬剤なのですが、脇にサラッと塗っておくだけで1週間は脇汗を防止できるのでとても重宝しています。
金額も1瓶1000円程度ですし、上手く使えば1瓶で1年近くは買わないで済むので、超がつくほどお買い得な代物です(脇パットの様に臭いも気にならないですからね^^)。
まとめ
如何でしたか?
6月の結婚式は着物を着て行くのをためらいがちですが、ちょっとした工夫ひとつで暑さ対策は万全にすることが可能ですから、皆さんも試してみて下さいね^^