はまぐりやアサリなどの貝類は、栄養満点な上に美味しい食材でもありますよね。
しかし、砂抜きをしっかりしていないとジャリっと砂を噛んだ瞬間に、一瞬にしてあの至福のひと時はぶち壊し状態。
急ぎで、はまぐりやアサリの砂抜きや砂出し方法を簡単にできる方法を紹介します。
さらに、スーパーで買ったはまぐりでも砂抜きの必要性と塩抜きについても説明します。
はまぐりでも砂抜きが必要?
ひと口食べると、口の中にほんのり香る潮の香り・・・。
貝好きにはもうたまりませんね!
でも、そんな至福のひと時をぶち壊しにしてしまうのが「砂」です。
潮干狩りで採ってきたアサリなら砂抜きが必要なのもわかるのですが、スーパーで買ってきたはまぐりも砂抜きが必要なのか?
ひな祭りのシーズンが近づくと、スーパーでははまぐりが良く店頭に並んでいたりします。
その際、鮮度を保つために海水につけた状態で売られていることがほとんどですよね。
スーパーで買ってきたはまぐりは砂抜きが必要ないと思っているのです。
もちろんスーパー側でもある程度の砂抜きは行っているようですが、もし砂が入っていたりするとクレーム対象となってしまう可能性だってあります。
ですから最近では「砂抜きをしてください」との表示がされるようになり始めました。
海水などに浸かって販売されている場合は、吐き出した砂をはまぐりが呼吸と共にまた取り込んでしまう事があります。
実際にスーパーで買ってきたはまぐりを砂抜きしてみると、ほとんど砂を吐かないことが多いです。
しかし、食べた時にジャリジャリするのもイヤですよね?念のために砂抜きをしておきましょう。
はまぐりの砂抜きが急ぎの場合
はまぐりの砂抜きをする時間がどうしてもない!!
そんな急ぎの時には、たった5分で砂抜きが出来ちゃう裏わざがあるのをご存知ですか?
とっても簡単なので、ぜひ一度試してみて下さいね。
●超簡単!急ぎではまぐりの砂抜きをする方法!
【用意するもの】
・はまぐり適量
・はまぐりが浸かるぐらいのお鍋
・お湯
【やり方】
① 50度のお湯を鍋に入れ、そこにはまぐりを入れて浸す。
② そのまま5分放置すれば完了!
たったこれだけです!これなら急ぎの時でもしっかり砂抜きが出来ますよね。
なお、お湯の温度は50度でキープするのがベストです。
温度計で測りながら火にかけるかお湯を継ぎ足すか、いずれかの方法で温度設定をしてくださいね。
はまぐりの砂抜き方法で簡単なのは?
はまぐりでもアサリでも基本的な砂抜きの方法は、塩分濃度3%の塩水で行う砂抜きの方法です。
この塩分濃度3%とは、実は海水と同じぐらいの塩分濃度なんですね。
なので海水と同じ状況を作り出してやることによって、はまぐりやアサリなどの貝類は生息地だと思い込んで呼吸をするため砂を吐き出しやすくなるのです。
では早速、その方法をご紹介しましょう。
●簡単!塩水で行うはまぐりの砂抜き方法!
【用意するもの】
・水1リットル
・塩30g
・はまぐりが浸かるぐらいの器もしくは鍋
【やり方】
① 水1リットルに対し塩を30g入れ、塩水を作っておく。
② はまぐり同士が重ならないように器もしくは鍋に入れる。
③ はまぐりが浸るぐらいの量の塩水を入れて、その上から新聞紙をかぶせておく。
④ 薄暗い場所に置いて1~2時間ほど放置すれば完了!
塩水を作ってそこにはまぐりを浸けておくだけですので、とっても簡単ですよね!
潮干狩りに行った時には、そのまま海水を汲んでかえってくると、塩水を作る手間も要りませんよ。
ちなみに、潮干狩りで採ってきた貝類の砂抜きは、1~2時間ではなく一晩かけて行うのがベストですよ。
1~2時間で完了するのはスーパーなどで買ってきたはまぐりの砂抜き時間です。
なお、塩水で砂抜きをした後のはまぐりは、塩分をたくさん吸い込んでしまっています。
そのため、そのまま調理してしまうととっても塩辛いものになってしまいます。
塩水で砂抜きをした後は、塩抜きが必要です。
塩抜きの方法は簡単、1時間ぐらい水につけて、今度は塩抜きを行っておきましょう。
こうすることで美味しいはまぐりを食べることができますよ。
まとめ
いかがでしたか?
はまぐりはひな祭りシーズンには欠かせない食材でもありますよね。
スーパーで買ってきたはまぐりなら砂抜きは必要ないと思っている人は多く、食べて嫌な思いをしないように。
実際にスーパー側でも砂抜きをしてくれていますが、美味しく食べるためにも、なるべくなら自宅でも砂抜きを行うことをオススメします。
お湯を使った砂抜き方法なら、急ぎの時でもすぐに出来ますよね!
なお、お湯を使った砂抜き方法を行った場合は、はまぐりの鮮度が極端に落ちてしまいますので、すぐに調理するようにしてくださいね。