漢数字を縦書きすると10は十?住所表記の方法と封筒の書き方例

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縦書きで数字や文字を書く時に思わぬところで手が止まるのが漢数字の十ではないでしょうか。

でもいざ縦書きで書いていくと「あれ・・・十はどう書くのが正しい?」ってなりがちです。

手紙を書いた時の封筒の宛名や文末の日付、年始の年賀状も、縦書きですものね。

今回は、そんな数字を縦書きした時の住所表記の方法や書き方の例をご紹介していきます。

漢数字で縦書きに10を書くときは十?一〇?


数字は、1~9までは漢数字でも迷わず書けますね。

問題は、10以上の数字になった場合どのように書くのが正解なのでしょうか?

10の場合は、「十」か「一〇」か。

10は「一〇」でも間違いではありませんが、「十」の方が一般的です。

手書きでもパソコンなどで入力する際も基本はみんな横書きで算用数字を使用しますよね。

そのため、何も考えなくても数字はどの単位でも英数字で書いたり入力したりしていると思います。

単なる「十」や「一〇」なら問題ありませんが、二桁の漢数字になるとややこしくなってきますよね。

特に十が入る場合に書く漢数字は十をどのように使用するのでしょう。

漢数字縦書きの十が入る21と書く時は二十一?二一?


まず、住所の場合は、省略せずに書くのが基本です。

封筒や年賀状など、住所の番地や部屋番号なども数字は漢数字で書きます。

21の場合は、「二一」ではなく「二十一」と書きます。

実際この方が分かりやすいですよね?

「一」「二」「三」などの漢数字は、分かりにくいので住所の場合は「読み方通りに書く」つまり「住所は省略しない」ということを覚えておきましょう。

123番地などの場合、「一二三番地」ではなく、「百二十三番地」が一般的です。

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封筒の書き方の例と縦書きで漢数字を書く基本


基本的には、先にご説明したように住所を書く場合の数字は、漢数字で書きます。

しかし、和封筒(縦長の封筒)の場合は、丁目が漢数字で番や号は算用数字で書くというのが一般的です。

これは、新聞社の規則上に倣ったものが一般的となったようです。

書き方の例で表しますと、例えば1丁目10番21号の場合、「一丁目10番21号」と書きます。縦書き、横書きに定めはありません。

しかし、郵便局の推奨している封筒の書き方の例を見てみますと、なぜか数字は漢数字ではなく、全部算用数字で書かれています。

横書きの場合は算用数字で、縦書きの場合は漢数字という人もいます。

こういった場合、丁目の場合は一般的に1~9までの数字が多いため、これは漢数字で問題ありません。

しかし、番や号になると10単位や地域によっては千単位にもなる場合もあってこうなると漢数字では分かりづらいですよね?

例えば、「123番4234号」とかあった場合「百二十三番四千二百三十四号」って凄く長くなります。

これは、人の目でも機械でも読み取りづらいです。

郵便局でも、郵便番号と住所は機械で読み取ります。

郵便番号が算用数字であるのに対し、住所にこんな長い漢数字があったら、機械なら問題なく読み取れるかも知れません。

しかし、各家々に配達される時は郵便局員さん達の人の目で判断して届けられます。

その時こんな長い漢数字で書かれていたら、凄く読みづらいですよね。

そういったことから、基本は丁目が漢数字で番と号は算用数字という一般的な定めはあるけれど全て算用数字の方が読みやすい場合もある。

ですので、桁数によっては使い分けても問題なく、読みやすいように書くことが一番のマナーではないでしょうか。

まとめ

基本の十の使い方を知り、一度、紙に書くべき数字を漢数字で書き出してみましょう。

それが読みづらいようでしたら、基本である読み方通りに書くのをやめ、省略した漢数字で書いてみて読みやすい方、書きやすい方を選択してくださいね。

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