雪国では冬になると、子供たちが雪玉を持ってぶつけ合って遊ぶ、雪合戦が盛んですね。
テレビでも雪が降ると、雪玉を作って人にぶつけるシーンは、初雪のニュースや冬の光景で当たり前のように見かけます。
雪国の子供たちには定番の遊びですが、雪合戦にもちゃんと公式ルールがあります。
その雪国の子供の遊びが、公式ルールに基づいたスポーツとして「YUKIGASSEN」と言う、その名のまま世界10カ国で大会やイベントが行われています。
国境を越えたスポーツとなった、雪合戦の国際ルールや遊び方についてご紹介します。
雪合戦のルールの簡単な豆知識
日本でも雪国の子供の遊びが雪合戦です。
その、遊びのルールに基づいたスポーツとし「YUKIGASSEN」と言う、その名のまま世界10カ国で大会やイベントが行われているとは驚きませんか?
1988年にチーム対抗のスポーツとして、北海道の壮瞥町で行われた公式ルールが、国際ルールとして正式に制定されました。
1993年には日本雪合戦連盟が結成され、その国際ルールでの試合を現在も行っています。
1989年に壮瞥町で第1回昭和新山国際雪合戦が開催され、その後1年に1回、2018年で第30回が開催されています。
昭和新山国際雪合戦実行委員会公式ウェブサイトに詳しい図解でルールが掲載されています。
雪合戦の公式ルールとスポーツとして子供の人気度は?
昭和新山国際雪合戦実行委員会公式のルールについて。
基本的な主な雪合戦ルールは、
・1チームの構成は10名(選手7名・監督1名・補欠2名まで)で、攻撃選手4名・守備選手3名です。
・使用する雪球は1セットで90個、試合中に新しい雪球を作るとその時点で反則負け。
・3分、3セットマッチ、2セット先取が勝ち。
・3分以内に攻撃選手が相手側のフラッグを抜くか、雪球を相手チーム全員に当て、全滅させるとそのセットは勝ち。
・相手コートに入れるのは攻撃選手3名まで。4名以上入ってしまうと、その時点で反則負け。
・相手側と味方側も含めて、ノーバウンドの雪球に当たったらアウト。
・3分経過した時点で、コート内の人数でポイント計算し、同点の場合は引き分け。
・取得したセット数が同じ場合は、全てのポイントを合計して勝敗を決めます。
・取得セット・得点ポイントが同じ場合は、台の上に発泡スチロールの小さな雪だるまを載せます。
それを標的に、両チーム5人を選抜して1人ずつ交互に雪球を投げて、落とした数の多い方が勝ちというビクトリー・スローで勝敗を決定。
雪合戦は、年々話題になることが多くなり、各地の大会でも女子や子供たちに人気が広まってきました。
2017年の昭和新山国際雪合戦では、ジュニア(子供)チームが9チームで勝敗を争いました。
全体では138チーム、2日間で26,000人もの観客が大会を見守り大いに賑わいました。
スポーツ雪合戦のルールは地域に違いあり!
昭和新山国際雪合戦以外の大会でも、多くの大会は国際ルールに基づいた公式ルールにて試合を行っています。
ただ、国際ルール以外のルールで行っている大会もあり、新潟県の小出国際雪合戦などは独自ルールを採用しています。
小出雪合戦の場合は、山笠とカンジキを履いたリーダーが存在します。
大会名称に国際が入っていますが、世界中で行われている国際という意味ではなく、地域に国際大学があるという単純な理由だそうです。
大会名だけでは分かりづらく内容を聞くと面白いですよね。
雪合戦のルールは簡単公式スポーツの子供の遊び方とガチな国際ルールのまとめ
雪国の冬は寒く厳しいイメージがあり、観光客も少なくなります。
しかし、それを吹き飛ばすべきイベントとして、雪国に馴染みの深い雪合戦がスポーツとして発展してきました。
その活気溢れる雪合戦を現地で体験するのも、楽しいですので、是非みんなで競ってみてくださいね。